全員参加による地域未来創造機構では2025年度に第2期アソシエーション活動実態調査として、WEBアンケートを行うとともに、20のアソシエーションにヒアリング調査を行いました。その内容をアソシエーション情報でご紹介します。(情報は取材時のものになります)
理事長:上醉尾一枝(かみえのお)
設立年月:2020年12月 ボランティアこぼんのうの活動開始・2023年5月19日 NPO法人子ぼんのう 設立
設立の目的:・多様な子どもが安心していられる居場所を提供する。
・貧困層だけでなく、地域で子育て中のお母さんたちを食事で救う。
主な活動内容:〇子ども食堂「こぼんのう食堂」「出張こぼんのう食堂」「お届け!こぼんのう食堂」
〇フードパントリー「ぷちこぼんのう」
〇多世代交流目的にした地域サロン「こぼんのうかふぇ」
〇子どもの居場所、学習支援「こぼんのうひろば」
取材日:2025年7月1日
取材者:矢野克子(生活クラブ生協神奈川) 数寄真人(全員参加による地域未来創造機構)
画像はホームページ
NPO法人 子ぼんのうより転載
1.設立にあたっての思いと設立時の経過
・小学校内の子どもの放課後活動に取り組んでいたPTA委員会メンバーで“多様な子どもが安心できる居場所をつくりたい“と話し合ったのがこぼんのうの活動を立ち上げたはじまりでした。しかし、そのための活動場所の確保が進まず、頓挫しかけていた中で、調理師の資格を持っているメンバーから、「子ども食堂の部分だけボランティアで行ったらどうか」という話が持ち上がりました。当時、新型コロナパンデミックで交流が制限されている中で「貧困層だけでなく地域の子育て中の母親を食事で救いたい」という強い思いを持って活動が始まりました。
・2020年12月にPTA委員会メンバーを中心に8人で「ボランティアこぼんのう」をスタート、話し合いや準備を重ねて2021年5月に理事長上醉尾一枝さんが居住している家の敷地内の空きスペースで「子ども食堂」をお弁当の完全予約による配布式で開始、翌月からフードパントリーも始まりました。
2.設立からの活動の変遷
(1)NPO法人子ぼんのうの設立 2023年5月19日
2年間任意団体として活動してきた中で、地域の信頼をもっと広げたい、会費等を明らかにするとともに助成金を獲得しやすくし、事業としての持続性を高めたいと考え、2023年5月にNPO法人化しました。
(2)「こぼんのうかふぇ」「こぼんのうひろば」の開始 2023年10月~
子ども食堂・フードパントリー利用者からの「子どもをちょっと預けたい」「小4になってテストで点が取れなくなった、救って欲しい」等の声を受け、多世代交流サロン「こぼんのうかふぇ」、子どもの居場所・学習支援「こぼんのうひろば」を始めました。
3.現在取り組んでいる活動の紹介
(1) 地域の食支援に関する活動 おおよそ1か月に5回前後実施
・「こぼんのう食堂」:毎月アガぺセンターカレーキッチンサラと子ぼんのう事務局前の2か所で開催
・「出張こぼんのう食堂」:神奈川県の「県立高校における朝食提供事業」を受託している団体と連携し、朝と昼にそれぞれ30食カレーライスを提供(1食400円)。また、第3金曜日には別の場所の個人宅のガレージで、毎回多彩な家庭料理の弁当を提供している。
・「お届け!こぼんのう食堂」:学習支援団体「あすのち」に来ている子どもたちに1か月に1回食事を提供している。
(2) フードパントリー「ぷちこぼんのう」
・ほぼ毎週火曜日に事務局前で実施
(3) 地域サロン「こぼんのうかふぇ」
・多世代交流を目的に、困り事や課題について気軽に話し合える場として1か月に1~2回開催。
(4) こどもの居場所・学習支援「こぼんのうひろば」
・小4~中学3年(現在は高校生も)対象に、事務局前等で月3回程度開催している。お菓子のつかみ取りなどお楽しみ企画を準備し、楽しみに通っている子どもが多い。
画像はホームページ
NPO法人 子ぼんのうより転載
4.現在の課題とその克服のために取り組んだこと、今後強化したいことや新たに取り組みたいこと
(1)一番の課題は設備問題
地域で、子ども食堂に提供できるだけの食事をつくることができる施設が確保できず、現在は理事長を含めた調理メンバー4人が自宅のキッチンで調理した料理を持ち寄り、「こぼんのう食堂」を展開しています。運営メンバーみんなの願いは、必要な分量の調理ができるキッチンを手に入れたいことです。
(2)「子ぼんのうきっちん」づくりに向けた動き
子ぼんのうは座間市内の5か所以上で食支援の活動を取り組んでいます。地域で必要とする所に必要な食を届けることが子ぼんのうの食支援の特徴と言えます。また、メンバーの手作りの料理は評判が高く、必要な所に心のこもった料理を届ける活動を更に機動力を持って展開するとともに、会社への注文弁当お届けを通して収入を得て持続性を高めることを主な目的に「キッチンカー」を検討しました。しかし、費用的な面から、まず事務局前の空き地に「子ぼんのうきっちん」をつくることを目標とし、クラウドファンディングや寄付の呼びかけに力を入れ始めました。
5.ヒアリング担当者の所感
こぼんのう活動の特徴は、必要としている所に必要な食を届け支援することにあります。そのベースは、コミュニケーションにあります。利用者のニーズから子どもの居場所・学習支援「こぼんのうひろば」を始め、この学習支援のために、学習支援団体と話をする中で「お届け!こぼんのう食堂」開催につながりました。また、子ども食堂の食材のある程度は、地域の生産者や販売者から入手していることも特徴です。活動を通して把握できたニーズに対応し、地域の様々な人とネットワークしながら活動を地域で展開していく、市民活動の一番大事な価値を地で行っている団体だと思いました。何とかキッチンを手に入れて、メンバーが活動しやすい環境を整え、新しいメンバーを迎えていける体制をつくっていってほしいと思いました。
(かずよりまこと)
画像はホームページ
NPO法人 子ぼんのうより転載
ホームページ1はこちら NPO法人 子ぼんのう
ホームページ2はこちら 子ぼんのうホームページ
facebookはこちら https://www.facebook.com/109720632171358
Instagramはこちら https://www.instagram.com/npokobonknow/

コメントをお書きください