NPO法人メダカのお弁当

 全員参加による地域未来創造機構では2025年度に第2期アソシエーション活動実態調査として、WEBアンケートを行うとともに、20のアソシエーションにヒアリング調査を行いました。その内容をアソシエーション情報でご紹介します。(情報は取材時のものになります)

理事長:鈴木 雄大

設立年月:2022年4月

設立の目的:無料塾の実践から、毎日の食事作りが大変なこと、仕事や家事、育児で時間が無い、子どもに栄養のある食事をとらせたいとの思いから、子育て世帯に手作りのお弁当を無料で食べてもらう。

主な活動内容:無料塾→子ども食堂→朝のお弁当配布(メダカのお弁当)→無料食材配布(メダカのパントリー)→無料学習支援(メダカの学校)→8か所に広がった。

取材日:2025年7月1日

取材者:木村満里子(市民連帯経済つながるかながわ)  桜井薫(かながわ生き活き市民基金)

画像はホームページから転載

https://medakabento.com



1.設立にあたっての思いと設立時の経過

 本業である有料の学習塾を経営している中で、多くの方たちに助けられてきた。お世話になった人に対し「恩返し」したいと思ったが、「その思いをもって社会に一歩踏み出せ」と後押しされ、「恩送り」として支援活動を行うことにした。「無料塾 淵野辺つばめ塾」を始めたが、有料塾と無料塾両方を行ったことで多くの問題点に気づき、「食」の支援が重要であると考え、朝のお弁当配布(メダカのお弁当)を始めた。

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2.設立からの活動の変遷(活動を通して更に見えた地域課題とこれに対応した活動の変化)

●その他の支援事業

メダカのお弁当(1回10~30食)から食支援も利用者のニーズに合わせて、メダカの食堂、メダカのパントリー(無料食材配布)に広がっている。

また、有料塾に行けない子どものために無料学習支援(メダカの学校)も始め、現在では8か所に広がった。 

<現在取り組んでいる活動の紹介>

 2025年4月からメダカのお弁当配布を365日にチャレンジしている。

無料学習支援として6番目の相模湖教室を開設し7番目の教室も9月開設をめざし準備をしている。8番目も9月から書道教室として開設し、備品等すべて講師の寄付で賄う。

●食事食材事業

①メダカのお弁当、②メダカの食堂、③メダカのパントリー、④ドコデモこども食堂


●メダカの学校

①第1教室 相模原二丁目教室 第1,3土曜日  清新中町自治会全面協力

②第2教室 伊勢原八幡台教室 毎週(月)(水)  八幡台三区自治会と連携、神奈川県県営団地空き家活用

③第3教室 清新教室 第2、4土曜日  ロボス相模原と連携

④第4教室 相武台ひばりカフェ教室 第1、3(月) ひばりカフェ協力

⑤第5教室 相模大野駅前教室 第2、4(土) 

⑥第6教室 相模湖教室 第1、3(日)相模湖公民館

⑦第7教室 相原教室 2025年9月開講予定

⑧第8教室 書道教室 相模原二丁目教室 2025年9月開講予定

●その他の支援事業

①子育て文化活動支援事業

②さがみはら子どもの居場所サミット(第3期子どもの貧困に立ち向かう市民活動応援助成)

⇒さがみはら子ども・子育て ママ&パパ支援大賞の取り組み

③相模原さんま祭り、④淵野辺つばめ塾/日曜教室。⑤ロボス相模原、⑥ぶどうの木/相模原受け渡し拠点、⑦さがみはら親子の宝さがし

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3.現在の課題とその克服のために取り組んだこと、今後強化したいことや新たに取り組みたいこと

・資金不足はあるが、助成金だけに頼らない継続的な資金確保を考えている。

・企業スポンサー、個人スポンサーの発掘とつながりも展望し、地域の方々とさまざまな仕掛けや連携をしながら支援活動も行っている。

・子育て文化活動支援金やさがみはら子どもの居場所サミット、相模原さんま祭り、ロボス相模原、さがみはら親子の宝さがし、淵野辺つばめ塾・日曜教室、ぶどうの木・相模原フードパントリー受け取り拠点等、地域のニーズに合わせた活動から多くの人々とのつながりが生まれている。2025年からは、さがみはら子ども・子育てママ&パパ支援大賞を実施し、市内の市民活動団体と企業等スポンサーとのマッチングの場にしたいと考えている。


4.ヒアリング担当者の所感

・多様な活動を展開していることに、まず驚きと感銘を受けた。子どもたちの希望ある将来を支えるために、そのご家族も含め何が必要で、何ができるかを考え実行してきた結果である。この先もニーズの変化に合わせて取組みもタイムリーに変わっていくだろう。

・鈴木ご夫妻は「さがみはら子どもの居場所サミット」でも、中心的立場として、地域の市民活動団体の連携づくりに向けて、年度ごとにテーマを決めて取り組んでいる。2025年度に初開催となる、さがみはら子ども・子育てママ&パパ支援大賞の取り組みも、地域全体の市民活動の活性化につながるものとして期待している。

 

画像はさがみはら子どもの居場所サミットのInstagramから転載https://www.instagram.com/sagamisummit2024/


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・何よりご夫妻のぴったり合っている思いや呼吸感が多くの人々を惹きつけ、活動が広がっていると感じた。自分たちのストレスが無いようにお弁当は2人で作っているけれど、食材や寄付、学習支援などは確実に多様な人たちの関りが増えている。それは自分たちがやりたいと思うことを継続して続けることや、支援者の思いも肩代わりしながら進めることが大事だという一貫した哲学があるからだと感じた。

・なぜ支援者が多いのか?との問いに「明るく元気で笑顔」をモットーに、対人ストレスが無いように「仕事ではないのだから自分たちでやりたいようにやる」から楽しいし、資本は後からついてくる。「無料だからこそ丁寧にすることを心掛け、継続していくことが大事」等、自然体だが熱い思いと説得力のある言葉と行動力が印象的だった。

・何より、食べることが満たされていない子どもや勉強したい子の学習支援等、地域で必要とされていることを日常に溶け込むような形で支援ができたら良い、と言う言葉が心に残った。      (きむらまりこ)

 


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