全員参加による地域未来創造機構では2025年度にWEBアンケートを行うとともに、20のアソシエーションにヒアリング調査を行いました。その内容をアソシエーション情報でご紹介します。(情報は取材時のものになります)
理事長:伊藤奈美
設立年月:2008年4月「親子のフリースペースマムマム」設立
2018年5月NPO法人パオパオの木設立
設立の目的:「急な坂道に囲まれた立地で、公共の子育て施設は急勾配の坂を下っていくか、バスや電車で通うしかない。自分たちが住んでいる地域で子育て中の親子が交流できて情報交換もできることを目的に始めた。
主な活動内容:1.親子の交流・集いの場の提供事業、子育て中の親への支援事業
「親と子のつどいの広場マムマム」(横浜市補助事業)
2.子ども及び地域住民への支援事業
「パオパオこどもひろば」、「ふれあい食堂みんなでキッチン」の運営・広報協力
3.自然環境教育及び野外活動事業
「親子の菜園活動」「ホタル観賞会」
取材日:2025年7月14日
取材者:競啓子(横浜みなみ生活クラブ生協)、数寄真人(全員参加による地域未来創造機構)

1.子育てサロン「親子のフリースペースマムマム」の活動開始(2008年)
・この地域は急な坂道に囲まれた立地で、公共の子育て施設は急勾配の坂を下っていくか、バスや電車で通うしかない。自分たちが住んでいるその地域で子育て中の親子が交流できて情報交換できる場がほしいと考え、0歳児の母親2人で活動を始めた。
・会場は近くにある狩場東部自治会館を使い、この使用料支払いのため一人50円の会費(1年間のみ、その後は無料)とした。週1回程度開催、平均5~6人の参加があり、ずっと続けてきたことで、子育てママにはなくてはならない存在になった。

2.NPO法人「パオパオの木」設立、「親と子のつどいの広場」事業の開始(2018年)
・活動開始から10年が経過する中で、伊藤さんを除く立ち上げ当事者がいなくなり、ボランティアも集まらなくなり、活動を閉じるか収入が見込まれる事業に転換するかの選択が迫られた。
・当時伊藤さんは、子どもたちの第3の居場所の活動も行っていたが、そのメンバーと一緒に横浜市補助「親と子のつどい広場」事業立ち上げをめざし「ひろばを作る会」を発足。事業には専用スペース(面積概ね40平方メートル以上)が必要だったため、クラウドファンディングで礼敷金を集め、事業受託に持って行った。
・この事業の実施主体として2018年5月にNPO法人パオパオの木を設立した。
3. NPO法人「パオパオの木」で取り組んでいる活動
NPO法人パオパオの木は「子育てサロン親子のフリースペース」活動と「子どもたちの第3の居場所」活動という2つの流れを引き継ぎ、更に伊藤さんが進めたい「自然とのふれあい」の3つを柱に活動を進めることをめざしている。
1)親子の交流・集いの場の提供事業、子育て中の親への支援事業
(1)「親と子のつどいの広場」(横浜市補助事業)
・地域に暮らす母親が気軽に情報交換できる場。0~6歳までの未就学児の親子は無料。
*利用料や会費を別途取ることは制度上可能。しかし、「親子のフリースペースマムマム」の頃から利用料を取らないできた経過と、場所柄料金を取ると集まらないだろうという判断から。
・月・火・木・金と第1 第3土曜日、午前9時30分~午後3時、利用者は1回7人程度。
(2)ほめ方しかり方練習講座(広場事業の一環)
・子育て中の親を対象に1回4.5人、2時間程度2回連続講座、年数回開催、無料
2)子ども及び地域住民への支援事業
「パオパオこどもひろば」の運営
・子どもや親の交流の場。小学生の居場所。NPO設立時から開始。
・毎月1回第4水曜日「ふれあい食堂みんなでキッチン」開始前、毎回10人前後の参加あり。
・イベントも開催、「マラカスづくりとライブセッション」主に小学生1回15人程度
3)自然環境教育及び野外活動事業
(1) 親子の菜園活動 毎月第3土曜日15:30~16:30
・さつま芋・玉ねぎ・ハーブの栽培、芋ほり、狩場菜園の1区画を借りて実施。
(2) ホタル観賞会
・7月頭の頃、19:30~20:30、横浜市児童公園、1回23人程度

4.現在の課題とこれからに向けて今取り組んでいること
・「パオパオこどもひろば」はニーズがあり、利用している子どもたちの居場所にしていくには週1回程度の開催に持っていきたい。
・また、不登校の子の居場所「ねっこカフェ」を開いてみたが、地域を絞っているため、不登校の子の参加が広がらず、継続ができなかった。
ヒアリング担当者の所感
ご自身の第三の居場所(地域で太鼓を教えてもらった)の経験から、親でもない学校でもない場での大人との交流が子どもにとって必要と実感していたこと、また、太鼓を教える立場になって地域の課題が見えてきたことが今の伊藤さんの活動の根底にあると感じました。活動を通して、その時その時の課題に向き合い何とかしていきたいと思いを実現し、ご自身も学び続け、活動をひろげていったことは、地域のお母さんたちの助けになったと思います。
そんな伊藤さんの活動は地域でも周知され信頼される存在であったようです。子育てしていた時のご自身の経験から、地域でお母さん同士がつながって価値観をひろげていって、お母さんたちが笑顔でいられることを大切にしていると感じました。地域でこの場があってよかったという参加者の声からも、パオパオの木が地域でも存在価値のあるものと感じました。今後、もっとこの活動を地域に広げて、必要とされる人に届いてその人の居場所となることを望みます。 (きそう けいこ)
赤ちゃんタイムのお知らせ
画像はInstagramから転載
ホームページはこちら NPO法人パオパオの木 - NPO法人パオパオの木
Facebookはこちら https://www.facebook.com/profile.php?id=61584791472339
Instagramはこちら https://www.instagram.com/mamumamu_hiroba


コメントをお書きください